脂肪を消費しやすくする漢方薬として注目されている防風通聖散は、臨床試験によって効果・効能が認められた医薬品ですから、一般的な健康食品に比べて、高い効果がありそうな印象がありますね。

しかし、医薬品ですから、信頼性のある効果・効能だけでなく、体に影響のある副作用が心配という人もいるのではないでしょうか。そこで、服用する前に必ず確認しておきたい防風通聖散の副作用について調べてみました。

防風通聖散で起こりやすい副作用

もともと自然にある生薬を用いた漢方薬は、西洋医学の医薬品に比べて副作用が少ないと考えられていますが、全く副作用がないわけではありません。

防風通聖散では重篤な副作用は報告されていませんが、体質や使用量によっては以下のような副作用が起こる可能性がありますから、服用する前に薬の説明を確認し、心配な場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

下痢

防風通聖散で起こりやすい副作用として、最も多いのは下痢の症状です。防風通聖散は体に滞った熱や水分の巡りをよくして、体質を改善する働きがあるので、便通をよくする効果が高く、便秘の改善にも効果的です。

一方で、普段から下痢をしやすい人や胃腸の調子がよくないときに服用すると、下痢を起こすことがあります。慢性的な便秘が改善される過程で、下痢の症状が見られることがありますが、下痢が続くようなら服用を中止しましょう。

高血圧

防風通聖散に含まれる生薬のうち、麻黄(マオウ)は発汗、抗炎症作用がありますが、交感神経を刺激するエフェドリン類が含まれているので、長期間大量に服用した場合、血圧上昇や動悸などの症状が発生することがあります。また、鎮痛作用を示す甘草(カンゾウ)は、大量に服用すると高血圧や浮腫などが起こることがあります。

麻黄や甘草は他の漢方薬に含まれていることが多いので、いろいろな漢方薬を併用している人は注意しましょう。また、もともと高血圧の人や心臓に疾患がある人は、服用前に医師に相談しましょう。

肝障害

これらの他に、10か月以上の長期間にわたる服用で、倦怠感や発熱などの肝障害が起こることが報告されています。
数か月服用を続けても効果が見られない場合、やせたいからといって服用を続けるのではなく、薬局などで相談してみましょう。

まとめ

防風通聖散は、副作用が少ない処方と言われていますが、体質や使用する量によっては下痢などの副作用が起こることがあります。そのほかに血圧の上昇や肝障害が報告されていますので、循環器系や肝臓に疾患のある人は、服用する前に病院や薬局に相談しましょう。