痩せる漢方薬としてダイエット情報サイトなどでも話題の防風通聖散ですが、どのくらい飲み続ければ効果が現れるのでしょうか。

一般的に漢方薬は西洋医学の医薬品と比べて副作用など身体への影響が少ないのですが、効果が出るまでに時間がかかると言われているので、すぐにでも痩せたい!と言う人は注意が必要です。

この記事では、防風通聖散が効果を発揮するのにかかる時間や、どのくらい飲み続ければよいのか調べてみました。

防風通聖散は約1か月飲み続けてみる

肥満を解消するには、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないよう、バランスのとれた食生活に気をつけたり、適度な運動を行って脂肪が燃焼するよう代謝のよい体作りも大切ですから、同じように防風通聖散を飲んでいても、人によって脂肪が落ちる効果には差があります。

防風通聖散を使った一般医薬品である、小林製薬の「ナイシトールZ」の説明書によると、「1ヶ月位(便秘に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること」とあります。

このことから、防風通聖散を肥満解消のために使用する場合は、約1か月、便秘の症状改善の場合は1週間ほど少なくとも飲み続ける必要があるようです。

漢方薬の中には、風邪や頭痛の症状に対して、数回の服用で効果を発揮する即効性の高いものもありますが、アレルギー疾患や肥満症など、体質改善が必要な場合は、数か月単位の服用で効果を示すものもありますから、焦らず続けることが大切です。

長期間の服用に注意

防風通聖散を肥満の解消のために服用するのなら、1か月を目安に飲み続けることが大切なのは分かりましたが、10か月以上など長期にわたっての服用には注意が必要です。

防風通聖散では重篤な副作用の報告はありませんが、以前に10か月以上の長期にわたって防風通聖散を服用し続けた人の中に肝障害が認められたことがあります。

肝臓に疾患がある場合は、他の薬と併用することで、全身の倦怠感や食欲不振、嘔吐などの肝障害を起こす危険性があるので、服用する前にかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。

また、防風通聖散に含まれる生薬の一つである黄ごん(オウゴン)には、解熱や炎症を抑える作用がありますが、数か月の長期間の服用で肝障害の副作用が報告されているので、服用時に健康状態が良好な人でも、長期間の服用は避けたほうがよいでしょう。

まとめ

肥満の症状改善のために防風通聖散を服用する場合、およそ1か月を目安に服用を続けるとよいでしょう。

防風通聖散には、下剤の成分が含まれているため、便秘の解消には1週間ほどの短期間で効果が得られますが、普段の生活習慣の積み重ねである肥満には、体質改善が必要であるため、焦らず様子を見ることが重要です。