便秘の解消や、脂肪の除去に効果的と言われる防風通聖散は、漢方の中でも比較的副作用が少ないと言われており、症状の改善やダイエットのために飲んでみようと考えている人も多いでしょう。

しかし、漢方も薬の一種ですから、健康状態によっては、飲んでも問題ないのか自分では判断がつきにくい場合がありますね。そこで、この記事では、普段から血圧やコレステロールの数値が高い人が、防風通聖散を飲んでもよいのかどうか調べてみました。

防風通聖散は高血圧の随伴症状に有効

防風通聖散の効果、効能としては、体力が充実していて腹部に脂肪が多く便秘がちな人の、むくみや便秘の解消、高血圧の随伴症状、肥満体質の改善が挙げられています。高血圧の随伴症状とは、どうき、肩こり、のぼせなどを指します。

このため、虚弱体質や下痢をしがちな体質でなければ、防風通聖散は高血圧の人におすすめできる漢方だと言えるでしょう。

ただし、防風通聖散には、交感神経に作用するマオウやカンゾウという生薬が配合されているので、長期間大量に服用すると血圧が高くなることがあります。普段から降圧剤を服用している場合は、かかりつけの医師に相談して併用が可能かどうか事前に確認しましょう。

また、防風通聖散は血中コレステロールや中性脂肪の数値が高めの人にも、有効であると言われています。漢方の考え方では、暴飲暴食する人は「胃熱」が高く、食べ過ぎて肥満になるとされています。

そこで防風通聖散で「胃熱」を取り除くことで、食欲が自然と抑えられ、コレステロールや中性脂肪の数値が下がるという仕組みです。

「胃熱」が高い人は同時に便秘の傾向があると考えられていますので、血圧やコレステロール値が高く、便秘がちの人は、防風通聖散を試してみてもよいかもしれません。

防風通聖散で高血圧や高コレステロール状態を改善できる?

防風通聖散は、薬局などで購入することができる漢方で、ツムラやクラシエなどの大手製薬メーカーからも販売されています。ほとんどのものでは食前に水またはお湯で飲むものですが、用法・用量を確認してから服用しましょう。

防風通聖散は、発汗作用や便通効果で体内の毒や熱を排出することで、症状の改善につなげることを目的にしています。

このため、飲むだけですぐに体重が減ったり、脂肪が落ちたりといった効果を得ることは難しいのですが、日頃の食生活に気をつけながら、服用を続けることで、コレステロールや中性脂肪値が低下したり、体がすっきりした感覚になったという体験談もあります。

まとめ

防風通聖散は、胃腸の調子を整えて代謝を促したり、食欲を抑えたりする効果があり、中性脂肪やコレステロール値が高い人にとって、肥満解消の一助となってくれるでしょう。

防風通聖散には高血圧に伴う症状の改善効果がありますが、防風通聖散にはマオウやカンゾウなど、血圧を上昇させる生薬が配合されているので、高血圧の人は服用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。